あしおと
タイ北部の小さな村パイは、アンドリューがトレッキング最適と教えてくれました。
パイに到着し、宿を探していると宿の前で、アンドリューに再会。
僕「元気?探しとってん!この宿に泊ってんの?」
ア「おー来たんか!俺は友達の家に泊ってる。」と笑顔で迎えてくれる。
僕「宿探してんねんけど、この宿どう?」
ア「良い宿だよ。」
中に入って行くと、宿のおじさんが出てきた。
ア「NO 8の部屋が良いよ。」
僕「何で???おっちゃんNO 8空いてる?」
アンドリューは、ニコニコしている。
おじさんは変な顔をして、手を振りダメダメ。
案内されたのは、2階の8号室ではなく、同じく中庭に面した、その下の3号室でした。
その日の深夜1時ごろ、ベットに寝転がって本を読んでいると、
2階で音がします。床が木なので「ギィーギィーギィーギーィ」
とうるさいのです。
30分経っても、1時間経っても音は続く。
うるさいなあ。何グルグル歩き回ってんねん!頭おかしいんちゃうか!
と思いながらそのうち寝ました。
翌々日、アンドリュー達とトレッキングに参加。その夜山小屋で、
ア「泊った宿どうやった?何もなかった?」
と尋ねてくる。
僕「上に泊っとった奴が、真夜中に歩き回ってうるさかった!」と言うと
ア「NO 8には誰もいないよ。実はお前が来る1日前に長期滞在してた
フランス人が首吊り自殺して大変だったんだ。」
僕「え?」
アンドリューが、トレッキングガイドに音がした説明をすると、
ガイドの顔が引きつっていた。
ア「彼が第一発見者なんだよ。」
ガイドは発見した時、どんなにびっくりしたかを詳しくみんなに説明した。
その時は、お化けが歩いてうるさい!なんて足があるんやと思えて笑っていましたが、
寝る時にある事に気づきました。
荷物を宿に預けてあるので、トレッキングから帰ったら、また3号室に泊るという事を。
帰った夜は、怖かったのですが何もありませんでした。
音が聞こえたのは、初日だけで2日目は聞こえませんでした。
何の音だったのでしょうか? by ブーロ
